ハワイから帰ってきた理由

うちのお店に来たことがある人はご存知かもしれないが、レジ係にエルマというおばちゃんがいる。いつも不機嫌でやたらと気が強く、誰に対しても強く話すので他の従業員から煙たがられる存在だが、日本人には優しい肝っ玉母さんである。
先月、そのエルマがハワイに行った。彼女の親戚がマウイ島に住んでいるそうで、数年前に娘をハワイの学校に入れてからは年に一回ぐらい遊びに行くようになった。行ったら1ヶ月以上は帰ってこないのが常で、今回も行く前には「また来年ね〜(意訳)」ぐらいの勢いだったのだが、クリスマス前にはマジュロに帰ってきていた。
で、今日。
朝から停電ということもあり暇を持て余していたので、せっかくハワイに行ったのになんで早く帰ってきたのかを本人に聞いてみたところ、地震のせいだという。以下、エルマの話。
11月23日に親戚の住むアパートにいたところ、地震が発生。5階建てのアパートの1階に住んでおり、また生まれて初めての地震ということもあって、建物がつぶれたら死んでしまう!と急いで別の親戚の家に逃げたが、さらに12月1日に今度はカウアイで地震があり、すっかり怖くなってしまったので帰ってきたという。エルマは「マグニチュード4.5よ!」と、思い出すのも恐ろしいという顔で(でも少し誇らしげに)話してくれた。
いろいろと突っ込みどころの多い話ではあるが、彼女が怖かったは本当らしい。日本人の感覚ではいつでも波にのまれそうなマーシャルより、地震や火山があってもハワイの方が安全そうなんですけどねえ。