本サイトに映画感想の話を書いたせいか、映画を見たくなったので中野駅南口のTSUTAYAへ。家に未見のDVDが5-6枚はあるのだが、見たくなるのは決まって持っていない作品なので、後からわざわざ寒い思いをしないで済む分、賢い行動だといえる。
私の家は北口で、南口のあるTSUTAYAとは正反対に位置し、日常利用するには少少不便な場所であり、毎週通おうという気にはなかなかなれない。自転車で行くにも中野駅のガードを通らねばならず、人が多い上に中野駅を中心として前後に坂があるため、大変難儀する。
そもそも中野は陸軍中野学校等の軍施設があったため、一般人は南口でしか降りられなかったが、あまりにも不便だということで戦前か戦後かはしらないが土地の富豪がお金を出して線路下を掘り、南北をつなげたという経緯がある。このため駅前は坂が多いらしい。ちなみにTSUTAYAは旧南口の大通りに面しているため、当然その坂を上りきったところにある。つまり自転車では面倒臭い。原付では寒すぎる。体が冷えすぎては映画を見たい気持ちも萎えてしまい、本末転倒となる。以上の理由から日頃はなかなか利用できないでいる。なので帰りに足を伸ばして立ち寄ったのは我ながら全く賢い判断だ。
そうしてようやくお店に入り、適当な作品を物色した。見たい作品はいくつかあり、それをすんなり借りていけば話は早いのだが、彼女さんが見たい作品を一人で見てしまっては余計なトラブルの種となる。なので自分が見たい、かつ彼女さんはそうでもないような作品を選ばなければならない。この気の遣い方は我ながら見上げたものだと思う。で、結局借りたのはデビッド・リンチの「マルホランド・ドライブ」とカウリスマキの「過去のない男」。今日明日で見ようと思う。暇だし。
