深沢七郎

楢山節考

深沢七郎の短編集。表題作『楢山節考』は民間伝承の姥捨て山をテーマとしており、映画化などで有名。 捨てられるのを楽しみとする母、いやいやながら捨てる息子、この二人の気持ちが生生しい。特に楢山参りの日を早めるために自らの歯を石で砕く母おりんの姿…

言わなければよかったのに日記

深沢七郎のエッセイというか日記。 深沢七郎は『楢山節考』を書いた人だが、かなりすごい人だ。著者紹介を読むだけでもそれがわかる。 大正三年、山梨県に生まれる。日川中学を卒業。中学生のころからギターに熱中。のちにリサイタルをしばしば開いた。昭和…

みちのくの人形たち

深沢七郎の短編集。著者はwikiによれば「楢山節考」の著者でギタリストという不思議な人らしい。 子供の頃と現在の身の回りを比べてみると、大きく変わったように思えるもので、それは当然のことかもしれないが、私が生まれた1970年代末からの90年代末までの…