2017-04-25から1日間の記事一覧

エドワード・ゴーリーが愛する12の怪談

エドワード・ゴーリーの選んだ怪奇短編集。「信号手」「猿の手」など有名な作品も入っているのが意外といえば意外。 何が恐いと言って生きてる人間ほど怖いものはないのだけれど、小説で読む分には怪奇現象の方が恐いから不思議である。フィクションだからか…

江戸の都市伝説

ハーンの「怪談・奇談」が面白かったので続けて読んだ短編集。内容はいろいろなところから寄せ集めていて知らない話も多かったが、現代語訳なので、なんとなく古臭さが足りない。江戸の都市伝説 (河出文庫)出版社/メーカー: 河出書房新社発売日: 2016/07/01…

怪談・奇談

ラフカディオ・ハーンの短編集。 ハーンは日本の民話を母国に紹介したくて、話を集めてきては奥さんに読ませていたらしい。それも雰囲気が出ていないとダメ出しされていたそうなので、ハーンの功績の大半は奥さんに帰すると思う。 「牡丹灯籠」が特に面白か…

みちのくの人形たち

深沢七郎の短編集。著者はwikiによれば「楢山節考」の著者でギタリストという不思議な人らしい。 子供の頃と現在の身の回りを比べてみると、大きく変わったように思えるもので、それは当然のことかもしれないが、私が生まれた1970年代末からの90年代末までの…