出久根達郎

漱石を売る

出久根達郎のエッセイ。 漱石の直筆だからと買ったら弔辞で、売るのに苦労した話など。どうやら著者は売れるかどうかわからないものを何とか売りさばくのが好きらしい。漱石を売る (文春文庫)作者: 出久根達郎出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 1995/09メデ…

本のお口よごしですが

出久根達郎のエッセイ。 古本屋になって三十余年、ようやく本の声が聞こえるようになったという著者の書物にまつわる話。漱石は本にどのような短評を書き入れたのか?古本にはなぜイチョウの葉が多くはさまれているのか?等等。本のお口よごしですが (講談社文…

本の背中 本の顔

あらゆる本にまつわるエピソードをまとめたエッセイ。生業であるとはいえ、これだけ古本について(それだけではないけれども)いろいろ書けるということがこの人の感受性の豊かさの証拠である。加えて私が日本を離れてこちらに来るまでを過ごした高円寺界隈…

古本夜話

出久根達郎のエッセイ。 ちくま文庫で出久根達郎!と思い喜んでいたら他のエッセイ2冊を1冊にまとめたものだった。しかもそのうち1冊は持っていた。古本夜話 (ちくま文庫)作者: 出久根達郎出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 2003/11メディア: 文庫購入: 1人 …

古書彷徨

古本綺譚

阿佐ヶ谷の古本屋「芳賀堂書店」店主・出久根達郎のエッセイ。のんびりとした感じで古本屋の日常を読める。私の地元が隣の高円寺ということもあり勝手に親近感が沸くというのもあるが、あの辺りは何をしているかわからないおっさんが多いので現実味があると…