「ドラえもんの秘密道具の中から一つもらえるとしたら何がほしいか?」への模範的回答とは。

日曜日に11歳の娘と、6歳の息子と、「ドラえもんの秘密道具の中から一つもらえるとしたら何がほしいか?」というよくあるテーマで話していた。よくある話題ではあるが全員が真剣に考えていた。
私の答えは「どこでもドア」。日本から荷物を運ぶのも簡単だし、好きな時に日本に帰れるから(そもそも日本から出勤できるのでは?ということには気づかなかった)。歴史好きとしてはタイムマシンも魅力的だが、使い方が難しそうだし、現実的に利益が大きいのはどこでもドアかなと。
娘の答えは「もしもボックス」。「もしも私が『どこでもドア』を持っていたら」と使うことで、どこでもドアの代わりにもなる!全ての道具に対応できる!とのこと。一見頭の良い答えのようだが、果たして物理的にないものを「もしも」で手に入れることができるのか?という疑問に怯み、それがダメなら何にしようかなあ?と悩みだした。曰く「タイムマシンもいいよね、でもタケコプターはないなー。空飛ぶだけだし」。
息子の答えは「タケコプター!」。理由は「空をとべるし」。打算のかけらも感じさせない叫び。さすが男子。今お姉ちゃんが言ったのをそのまま言っただけだろ!
しかし、そもそもドラえもんひみつ道具にふさわしいのは「空を自由に飛びたいなー♪」という単純かつ夢のあるこころではないだろうか?○○に使えるから、××が便利になるからなどという、よごれっちまったこころの持ち主にはドラえもんひみつ道具もいらないのではないか?そう考えると息子の回答は今回のテーマの模範的回答といえる。というわけで息子、合格!娘と私は、こころに夢と希望を持ちましょう。

日本開国: アメリカがペリー艦隊を派遣した本当の理由

1854年、ペリー提督は大艦隊を率いて浦賀に再来航し、その威容をもって日米和親条約を結ぶ。しかし、その後の修好通商条約の締結は“ノンキャリ”領事ハリスただ一人に委ねられた。開国の目的は日本との交易ではなく、中国市場との距離を縮めるべく立案された「太平洋ハイウェイ(シーレーン)」構想が隠されていた―米側の史料をもとに、開国のシナリオを練った中心人物アーロン・パーマーの動向を描きながら、日本に開国を迫ったアメリカの真意を明らかにしていく。本書は、今日にいたるまで一貫するアメリカの対日・対中政策の原型を描き出した「新・開国史」である。

 編年体というほどではないけども、幕末に起こった出来事の中から主に開国にまつわる話を抜き出してまとめた本。アメリカ側の情報が多い。
アヘン戦争を見たアメリカが、時代に乗り遅れてはならぬと構築しようとしたのが「太平洋シーレーン」で、そのための日本の開国だった。というのが本書の拠る説。細かく説明されていて納得。

 

ムーンライズ・キングダム

監督:ウェス・アンダーソン(2012 米)
出演:ジャレッド・ギルマン、カーラ・ヘイワード、ブルース・ウィリスエドワード・ノートンビル・マーレイフランシス・マクドーマンドティルダ・スウィントンジェイソン・シュワルツマンボブ・バラバン

1960年代ニューイングランド島。自分が養子だということを寂しいと感じながらボーイスカウト活動をしていたサム(ジャレッド・ギルマン)は、常に本を読んでいる少女スージー(カラ・ヘイワード)に恋をする。キャンプでの生活になじめない二人は文通を始め、キャンプから勝手に抜け出し森で自由気ままに過ごしていた。一方、村では保安官(ブルース・ウィリス)やスージーの両親(ビル・マーレイフランシス・マクドーマンド)らが、二人を捜していたのだが……。(Yahoo!映画より)


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 いやよいやよも好きのうち、のウェス・アンダーソン監督作品。6本も見といて好きではないとも言いにくいが、本当に、そんなに好きじゃないんだよなあ。
今回もすごくカラフルですごくきれいな色彩の村が舞台で、おとぎ話か漫画のような世界。現実感はゼロだがそこに住んでいるのは死んだ魚のような目をした大人たち。これだけで結構グロい。カリカチュアライズというか、風刺というか。そしてその大人たちに逆らうように逃げ出す子供たち。スタンドバイミー。事件で目を覚ます大人たち。すべてを押し流す嵐。変化があって、少し閉塞感が薄れ、良くなった(と思われる)村。面白いけど、監督のドヤ顔が透けて見える気がしてなかなか好きになれないんだよなあ。
しかしアメリカ人て「全てを押し流す嵐」的なものが好きですね。そういうものに名前があった気がするけどもなんだかは忘れた。そういえば子供たちの劇中劇もノアの箱舟だった。キリスト教では常識というかイメージとしてわかりやすいのかもしれない。

 

ギター・マガジン8月号は買いだ!

ギター・マガジン 2019年 8月号 (特集:ブルース三大キング) [雑誌]

ギター・マガジン 2019年 8月号 (特集:ブルース三大キング) [雑誌]

 

ギター・マガジン8月号はブルース三大キング特集!も良いのだけども、吾妻光良+牧裕のインタビュー、さらに吾妻さん所有ギターの一部が本人のコメント付きで紹介されているという濃い内容。噂のマンドリンギター?も載っているので買うべき。

amazonから5枚目

Bomb the Rocks: Singles

Bomb the Rocks: Singles

 

 今更ながら、ごろっぱちのCDを買った。懐かしい。