フランク・オズが(たぶん)21年ぶりに映画出演している、現代的なミステリ映画『ナイブズ・アウト/名探偵と刃の館の秘密』

監督/脚本:ライアン・ジョンソン(2019 米)
出演:ダニエル・クレイグクリス・エヴァンス、アナ・デ・アルマス、ジェイミー・リー・カーティスドン・ジョンソンクリストファー・プラマーフランク・オズ

 85歳の誕生日を迎えた世界的ミステリー作家のハーラン・スロンビー(クリストファー・プラマー)が、その翌日に遺体で見つかる。名探偵のブノワ・ブラン(ダニエル・クレイグ)は、匿名の依頼を受けて刑事と一緒に屋敷に出向く。ブランは殺人ではないかと考え、騒然とする家族を尻目に捜査を始める。(Yahoo!映画より)


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 古いタイプの本格的なミステリかと思いきや、舞台はアメリカだし、せっかくの大邸宅があまり生かされていないので、そういう面では若干物足りなさを感じた。説明が足りないというか。思い返せば伏線は張ってあったんだけど、十分な印象が残らなかったのかもしれない。推理小説と違って時間が限られているので、テンポ良くするためには仕方ないようにも思える。現代的な感じ。 

 では面白くないかと言えばそんなことはなく。出演者は魅力的で、被害者の家族はいらいらする連中でとても良かった。20世紀の印象が強い一部の出演者(ジェイミー・リー・カーティスドン・ジョンソンクリストファー・プラマーフランク・オズ)と、21世紀の印象がある出演者(ダニエル・クレイグクリス・エヴァンス、アナ・デ・アルマス)の混ざり具合が印象的だった。

 ちなみにフランク・オズが弁護士役で出演していた。映画『ブルース・ブラザース』でジェイクが出所する際にいやそうな顔で所持品を返してくれる刑務所職員である。一般にはヨーダの声の人としても有名。wikipediaで調べてみたら、御年79歳、映画に出るのは『ブルースブラザース2000』以来(たぶん)なので、21年振りということになる。て、元気な姿を見られてよかった。