図書館戦争

監督:佐藤信介(2013 日)
出演:岡田准一榮倉奈々栗山千明石坂浩二ほか
内容:本の自由を守る図書隊の新米隊員の奮闘
メディア取締りが法制化された2019年の日本を背景に、武力行使も辞さない強引な”検閲”とそれに対抗する自衛組織「図書隊」、というディストピアっぽい舞台。マンガっぽいなーと思ったら漫画原作だった。ただ迫力ある銃撃戦の場面などはシリアスに描かれており、内容が内容なだけにディストピアっぷりが強調されていて、実写にした甲斐はあったのではないかな。
書物を焚くと書いて焚書、これはブラッドベリの「華氏451度」を引き合いに出すまでもなく悪政の代名詞であって、実際にはそこまでイッてしまうことはないだろうと多くの人は思うんだけども、ナチスドイツ当時のドイツ人もまさかあそこまでやるとは思わなかったという人が多いそうなので、当事者意識は大事ですね。