NTAからの請求書

NTAというのはマーシャルの電話局のこと。ナショナルテレフォンなんとかの略。これが昨年あたりから何かと改革しているらしいのだが、いろいろと行き届かないことが多く、問題となっている。
例えば昨年末から請求が止まったのもその一つ。新聞ではNTAの偉い人の話で「請求システムを変えているから請求は止まってるけど払いに来てね」とか「何で払いに来ないんだよ!使ってるなら払え!」という無茶な記事が載ったりして笑いを誘っていたのだが、先月辺りからようやく請求書が届くようになった。
私の元にも先日、自宅の分が届いた。もっともその請求書はかなり滅茶苦茶なものだったので、今朝、詳細を確認するべくNTAに行ってきた。
契約内容はインターネットが$90/月、電話の基本使用料が$12/月のはずなのだが、請求書の内容は5か月分のインターネット代が約$300、電話代が約$200というものだった。合計で見れば大体そんなものになるが、内容はどちらもおかしい。
そこで請求書を見せつつ、これは何かおかしいから現時点で私のアカウントをクリアにするにはいくら払えばいいか?と聞いた。我ながらマーシャル慣れしたベストな聞き方である。受付のおねえちゃんもマー人にしてはスマートな人だったので話はすぐに通じ、出てきた金額は、$173.30。えー。
明らかに安すぎる。しかし何度聞いても「これで全部クリアだ」とおねえちゃんは言い張る。仕方なくカードで支払いを済ませ、念のためにこの支払いに対する明細をくれ、と頼んだところ、「ちょっと待ってて」と言い残して席を外した。
その後15分ぐらい帰らず。しばらくしておねえちゃんは別の明細付請求書を持ってきた。請求額は約$400。曰く「この内容は間違っているので気にしなくていい。明細だけ見てね」という。ここに来て意味がわからなくなってきた。以後は何を聞いても「もう大丈夫、クリアした」の一点張り。挙句の果てに「もし払いすぎだったら来月に繰り越すから心配するな」と言う。そんな心配してないから。
結局、後ろ髪を引かれる思いではあるがそのまま帰った。来月の請求書が怖い。