最初から最後まで感情移入できなかったのは翻訳のせい、というよりカギ括弧《》の使い方がおかしかったからで、普通の会話も重要な言葉も全部同じカギ括弧では混乱するなという方が無理というもの。しかしたかがカギ括弧でと侮るなかれ。なんであれ感情移入できない小説なんて楽しめるはずがない。それでも有名な推理小説ということでトリックについては私なりに頭を悩ませた結果なんとなく見当はついたが真犯人についてはさっぱり当たらなかった。
- 作者: ガストンルルー,Gaston Leroux,宮崎嶺雄
- 出版社/メーカー: 東京創元社
- 発売日: 2008/01/31
- メディア: 文庫
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