夜愁

サラ・ウォーターズの長編小説。
1947年、ロンドン。第二次世界大戦の爪痕が残る街で生きるケイ、ジュリアとその同居人のヘレン、ヴィヴとダンカンの姉弟たち。戦争を通じて巡り合った人々は、毎日をしぶとく生きていた。そんな彼女たちが積み重ねてきた歳月を、夜は容赦なく引きはがす。想いは過去へとさかのぼり、隠された真実や心の傷をさらけ出す。
 

 戦争の傷を引きずりながら過ごすいろいろとマイノリティな人々。ミステリ的な要素を期待して著者の作品を読んで失望するのはこれで何度目か。これで翻訳されてるのは全部読んでしまった。文学としてなら良いんだろうけどもミステリとして期待してしまうので創元推理文庫から出さないでほしい。

夜愁〈上〉 (創元推理文庫)

夜愁〈上〉 (創元推理文庫)

 
夜愁〈下〉 (創元推理文庫)

夜愁〈下〉 (創元推理文庫)