管仲

前半は鮑叔が管仲を見つける物語を中心に、後半は管仲が公子を育てつつ鮑叔と争わなければならなくなるくだりを中心に描かれる管仲の生涯。
「管鮑の交わり」は生涯変わらない深い友情をさすことばとして有名だが、実際には自分を生涯の師と仰ぐ鮑叔と争った挙句に敗れ、それでもさらに推挙されるという一口にはいえない関係であるわけでなんかすごい。

管仲〈上〉 (文春文庫)

管仲〈上〉 (文春文庫)

管仲〈下〉 (文春文庫)

管仲〈下〉 (文春文庫)