2009-02-17から1日間の記事一覧

太公望

楽しみにとっておいた宮城谷作品。易姓革命周辺の話は封神演義ぐらいの知識しかなかったが楽しかった。宮城谷作品はいつも楽しかったとしか言いようがないので困る。太公望〈上〉作者: 宮城谷昌光出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 1998/05メディア: 単行本 …

潜入!ニッポン不思議島

日本の秘境と呼ばれるような島をとりあげたドキュメントぽいもの。でもドキュメントというには情報が少なすぎる。少ししかないが写真は面白かった。潜入!ニッポン不思議島 (宝島社文庫)作者: 諸島文化民俗研究会出版社/メーカー: 宝島社発売日: 2007/05メデ…

捏造の世界史

ジャック・ザ・リッパー、ナチの残党、ケネディ暗殺、ハワード・ヒューズの遺言などにまつわる捏造事件について、なぜ捏造されたのか、なぜ当時の人々は騙されたのか、という本。ハワード・ヒューズについては当人の話も含めてまったく知らなかったので面白…

二人で探偵を

ハワイで買った本。クリスティの続きものの2作目らしく、1作目を読んでいないのでつながりがわからない部分もあったが基本的には名探偵の真似して事件を解決するというお気楽推理物。なんとなくアシモフの短編を思い出した。二人で探偵を (創元推理文庫 105-…

たそがれ清兵衛

ハワイで買った本。映画化された表題作を含め、日頃侮られがちな武士がその一分を見せる話ばかりの短編集。似たような話といってしまえばそれまでだが、江戸時代を生きていた人人を描いていておもしろかった。この本の登場人物たちは決して歴史の表舞台には…

ナポレオン狂

SFとかホラーとかの境界線をさまようような日常的な非日常短編集。星新一よりわずかに黒くわずかに衒学趣味。短編といえばアイデア勝負のようなところがあるが、そのような意味で十分面白かった。ナポレオン狂 (講談社文庫)作者: 阿刀田高出版社/メーカー: …

偽書「武功夜話」の研究

台風で壊れた土蔵から出てきたという登場からして胡散臭い書物「武功夜話」は、信長・秀吉に仕えた前野家の聞き書きという設定で書かれた偽書に違いない!という本。秀吉の墨俣一夜城(「武功夜話」はこの辺について詳しく書いてある)の記述は築城術からし…

悩む力

隊員さんに借りた本。去年のベストセラーなんですか?ウェーバーと夏目漱石を手がかりに自分・知性・金・労働・愛等を柱にスッと解き明かしてくれる本。というとなんだか違う本のように聞こえるけども、日頃なんとなく考えていてもうまく表せないことを言葉…