司馬遼太郎が考えたこと

旅行先で「司馬遼太郎が考えたこと」を見つけたのが4月だったので半年もかかって一応読み終えた。はじめ1〜6巻までだったのが読んでるうちに7、8、9と増え、結局今のところ10巻まで出ている様子。区切りが良いのでここでひとつ感想など。
一口に言って司馬遼太郎のエッセイ集。いろんな話で日本と日本の歴史、というか日本人が好きなんだなぁと思える。中でもよく出てくる出雲の話、大阪の話、中国周辺の話は本当に楽しそうで良い。またどんな話でも(それは例えば言葉だったり防寒だったり元首の呼称だったり)そのものにまつわる歴史を調べ、考え、まとめてしまうのは元・新聞記者というのが影響しているのかしていないのかわからないが、芸術とは何か作家とは何か小説とは何かという難しそうな話も読みやすくわかりやすい。

司馬遼太郎が考えたこと〈10〉エッセイ 1979.4~1981.6 (新潮文庫)

司馬遼太郎が考えたこと〈10〉エッセイ 1979.4~1981.6 (新潮文庫)

↑のを調べたら既に11巻が出ている様子。また買わねば。