岡田英弘

歴史とはなにか

岡田英弘の新書。 「歴史とはなにか」とはずいぶん大きく構えたものだが、この本では本当に「歴史とはなにか」について語っている。 本書ではまず第一部「歴史のある文明、歴史のない文明」でなにが歴史かということについて「なにを歴史として認識するか」…

日本史の誕生

「日本」史が始まった日本建国は天智天皇が即位した668年であり、それ以前は「倭」という国の集まりであり、日本書紀はその辺を捏造してある日本最古の書物である、ちなみに「古事記」は平安初期に作られた偽書である、というかなり尖った説の本。尖ってはい…

日本人のための歴史学

世界史をちゃんと勉強したことがないので本書が一般的にみてどうなのかはわからないが、ユーラシア大陸にまつわる歴史、とりわけモンゴル帝国とその影響の話がなかなか面白かった。他に日中関係をとりあげた『この「厄介な国」中国の過去と現在』『「日中友…