時には仕事の話を(書ける範囲で)

このところ船関係の仕事が続いていた。せっかく立ち寄ってくれるのだから気持ちよく滞在して/出て行ってもらいたいものだが、関係各所の役人たちはいつもゆっくりとしか動かないので気疲れする。幸い今回は3件も続いたが大きな問題なく終了した。

この仕事の役得の一つとして、たまに船でお昼をご相伴することがある。マグロをとってる船であればマグロ、カツオをとってる船であればカツオ、当たり前だがそれぞれとても美味しい。

ちなみに船の人たちは刺身に飽き飽きしているのか、普通の食べ方はしない。小皿に入れた醤油にマヨネーズ、そして刻みニンニクをぶち込んでいくスタイル。大抵の船頭さんは「漁船はみんなこれよ!」と豪語する。ニンニクの代わりに七味の場合もある。見た目はあまり良くないが、これがなかなかおいしい。九州出身者だとたまり醤油だったりもして、いろいろとバリエーションに富んでいる。

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こんな感じで入ってきます。

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ブリッジからの眺め。

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お土産にもらったアカマンボウ

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港の燃料口。

4枚目の写真は港の燃料口。インスタ映えしそうな青緑色。燃料漏れか。

デッドプール

監督:ティム・ミラー(2016 米)
ウェイド・ウィルソン(ライアン・レイノルズ)は、以前は優秀な特殊部隊の傭兵(ようへい)として活躍していたが、今は悪者を気まぐれに痛めつけては金を稼いでいる。すっかり正義のヒーロー気取りの彼は恋人との結婚も決まり幸福の絶頂にあったが、いきなり末期ガンだと診断される。とある組織にガンを根治できると聞いたウェイドは、彼らに同行して人体実験を受ける。Yahoo!映画より)
 子供のいない時間ができたので、子供とは見れないと評判のデッドプールを見た。子供とは見れない映画というのは実は多くて、性的なものはもとより暴力的なものもダメ。確かにちょっと怖いだけで下の子は夜寝れなくなったりする。なので100枚以上ある私の映画コレクションは八割方は子供といるときは見れない。その点白黒の古い映画は規制が厳しいので一緒に見ても安心なので、バスター・キートン作品を見せたりしている。
 話を映画に戻すと、デッドプールはマーベルでもX-MENと同じ世界のキャラクターになるらしい。ただX-MENマーベル・シネマティック・ユニバースに合流するという噂もあるので将来的にはどうなるかわからない。
 映画自体は確かに子供には見せられない程度のエロさとグロさ。主人公の前歴がはっきりしないところとか空母を置いてるゴミ置き場とか、ツッコミどころも多いので、絶賛されるほど面白いとは思わなかったが、クスリともしないと言えばウソになる。インド人タクシー運転手の話は面白かったし。どこまでメタなノリを楽しめるかによって満足度は変わってくる作品なのかもしれない。 

 

よそのブログが更新されてないと残念だが、自分のブログはもっと更新していないので文句は言えない。

よそのブログが更新されてないと残念だが、自分のブログはもっと更新していないので文句は言えない。出来るだけ更新はしたくても、忙しかったりまとまらなかったり書ける話ではなかったりするので困る。
というわけで試しに最近あったことを書いてみたが、長い上にあまり面白くなく、仕事の愚痴ばかりになったので削除した。ブログ難しい。
じゃー仕事するかといっても船が到着しないので商品が届かない。下の写真の船がなぜか昨日から同じところに止まっていて港に入らない。要するに暇ではある。いつもではない。やっぱり愚痴になった。

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店の前から眺める内海。

 

マイティ・ソー/バトルロイヤル

監督:タイカ・ワイティティ(2017 米)
アベンジャーズのメンバーであるソー(クリス・ヘムズワース)の前に、邪悪な敵ヘラ(ケイト・ブランシェット)が出現する。ヘラはソーの武器ムジョルニアを破壊し、ソーを宇宙の果てへと飛ばしてしまう。とらわれの身となったソーは、脱出を懸けてチャンピオンと対決することになり、彼の前に現れたのは……。(Yahoo!映画より) 


Lastest Movie Trailers | 映画『マイティ・ソー バトルロイヤル』日本版予告編

  マイティ・ソーの3作目。今回もまた壮大な姉弟喧嘩である。

 前作で化けていたロキをつかまえて、行方不明の父オーディンを地球へ探しに行く場面で、地球人の格好をするソーとロキの服装の差がツボにはまった。ソーはラフな感じ、ロキはスーツ。前作に引き続き、ロキの映画と言っていいのかもしれない。相変わらず髪の毛がテラテラしていたし。ただし今回はハルクが登場し、おいしいところを持っていった。
 メインのヴィランであるヘラはケイト・ブランシェットが演じる。ソー、ロキ、ハルク、そして新キャラであるヴァルキリーはチーム・リベンジャーズを結成してこれに対抗。それでも力業では勝てず、頭を使っての辛勝。さすがオスカー女優だけに強かった。
 今回登場した新キャラであるヴァルキリーはエンドゲームでも出ていた。本名はブリュンヒルデというらしい。ポニョと一緒。ただヒロインかというとそうでもない。ソーは3作目ともなる割にヒロインが安定しない。北欧神話ではソーの妻は今回出ていなかったシフであるらしいが、アイアンマンを超えることになる4作目ではジェーンも復活するらしいのでつまるところジェーンでおさまるのだろう。
主題歌にはLed Zeppelinの「Immigrant Song」が使われていた。なんとなく勝手にAC/DCの「Thunderstruk」だと思っていたので驚いた。

女王陛下のお気に入り

監督:ヨルゴス・ランティモス(2018 英=愛=米)
出演:オリヴィア・コールマンエマ・ストーンレイチェル・ワイズ

18世紀初頭のイングランドの人々は、パイナップルを食べることとアヒルレースに夢中になっていた。体の弱いアン女王(オリヴィア・コールマン)の身の回りの世話をする幼なじみのレディ・サラ(レイチェル・ワイズ)が、権力を掌握していた。ある日、宮中に新入りの召使いアビゲイル(エマ・ストーン)がやって来る。(Yahoo!映画より)


『女王陛下のお気に入り』日本版予告編

 18世紀イギリス王室の女の闘い。女王とサラの蜜月にアビゲイルが図らずも割り込み、女王との関係を利用してサラを追い出すまでの話。wikipediaを見る限りではおおむね史実通りなのが恐い。脚色はあるだろうけども、英国史についてよく知らないのでひたすら恐れ入るしかない。宮廷内が切り取りづらいからか広角が多かったり、変な音楽(効果音?)が入ったりと、時代劇にありがちな狭苦しさ/古臭さからの脱却を試みた感じはあった。そのおかげか古臭い感じはしない。
 元は純真だったがサラの教えにより成長し、強かさを出していくアビゲイル、最初から最後までひたすら強いサラ、どちらも良かったが、やはりヒステリーを起こしたり半身麻痺だったりの女王がすごかった。アカデミー賞も納得、ただし主演女優かどうかについては疑問が残る。3人の関係なんで、3人とも主演か、もしくは女王は助演か。主演と助演は何をもって決めるんだろう。
 女王を描くのに側近と寝ていたりヒステリーだったりと、リアルなのかもしれないが良くは描かれてないこういう作品も許容してしまうのは英国のすごいところ。日本の場合は皇室が許しても周りが許さないだろうし。王朝が異なるからいいんだろうか?その辺の感覚は不明。