マイティ・ソー/ダーク・ワールド

監督:アラン・テイラー(2013 米)
出演:クリス・ヘムズワースナタリー・ポートマントム・ヒドルストンアンソニー・ホプキンス

アベンジャーズの一員として、ソー(クリス・ヘムズワース)がニューヨークで激闘を繰り広げてから1年。ロンドンで謎の重力異常が起き、その調査を天文物理学者ジェーン(ナタリー・ポートマン)が行うことに。しかし、その過程で地球の存亡を左右するダークエルフのパワーを宿してしまう。愛する彼女を救うすべを探ろうと、ソーは彼女を連れて神々の世界アスガルドへと向かうが、それが家族や故郷にも危機をもたらしてしまう。窮地に陥った彼は、血のつながらない弟ロキ(トム・ヒドルストン)に助けを求める。(Yahoo!映画より) 

 


『マイティ・ソー ダーク・ワールド』 特別映像

 マイティ・ソーの2作目。昔の因縁による復讐に地球人の彼女が巻き込まれる話。ソーといえば兄弟喧嘩であるが、今作では母の敵を討つために少し歩み寄りがみられる。ソーは前作で成長して(単純ではあるが)しっかりしてしまったので、複雑な面をロキが担当している。ロキの映画といってもいい。ロキを好きになれば面白い作品かもしれない。さらに最後の場面ではまた父親に化けて出るし、ロキのやりたいことがよくわからん!父親どこ行った!と思ったら、その辺は3作目で明らかになるそうである。やるなあマーベル。 

 ところでハルカさんから映画のタイトルについて「英語ではソーなのに、日本語ではマイティ・ソーなのはなぜか?」という質問がありましたが、協議の結果、日本語で「ソー」だけだと「ソーかな?」「ソーじゃない?」「ソーだよね?」と止め処なく駄洒落が続いてしまうからではないか、との結論に至りましたことをここに報告しておきます。

 

 

ドクター・ストレンジ

監督:スコット・デリクソン(2016 米)
出演:ベネディクト・カンバーバッチレイチェル・マクアダムスティルダ・スウィントンマッツ・ミケルセン

ドクター・ストレンジベネディクト・カンバーバッチ)は、天賦の才能を持つ脳外科医として名をはせていたが、ごう慢さが玉にきずだった。彼は地位も名誉もリッチな生活も手に入れていたが、交通事故によって全てをなくしてしまう。神の手と崇拝された両手の機能を取り戻すため、高額な治療を繰り返すが……。(Yahoo!映画より)


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 アベンジャーズで既に出てきていたドクター・ストレンジを改めて見た。ヒーローの条件に元・傲慢という項目でもあるのか、ドクター・ストレンジもまた傲慢さを克服してヒーローとなる。笑える要素は少ないものの、渾身の一発と思われるWiFiパスワードのくだり(修行場所で寝泊まりを始めたドクター・ストレンジが謎の言葉が書かれた小さな紙を見つけ「マントラか?」「WiFiパスワードだ」というやつ)は面白かった。こういう場面があるのが良い意味でアメリカっぽい。
 しかし他のマーベル作品もそうだけど出演者が豪華。ケガからの復活なので映画は全体的に暗いんだけどもレイチェル・マクアダムスティルダ・スウィントンが出てる間は明るかった。後者は頭髪的な意味合いで。見る前はベネディクト・カンバーバッチの変な顔が気になってちゃんと見れないんじゃないかと心配していた(変な顔は共通の認識なのかラスボスの顔としても使われてるらしい)が杞憂だった。ドクター・ストレンジは2作目も作られるらしい。

 

マイティ・ソー

監督:ケネス・ブラナー(2011 米)
出演:クリス・ヘムズワースナタリー・ポートマントム・ヒドルストンアンソニー・ホプキンス

神の世界では最強の戦士といわれていたものの、横暴でごう慢な性格が災いとなり、地球へ追放されてしまったソー(クリス・ヘムズワース)。神の世界での力を失ってしまったソーに凶悪な敵たちが次々と襲い掛かり、ソーは地球でも戦いの日々を送ることに……。(Yahoo!映画より)

 北欧神話を下敷きにしたソーの物語。アベンジャーズのメンバーとして知ってはいたが、どのような導入になるのかと不思議に思っていたら特にひねりはなくただそのままの説明だった。強引だなあ。監督はケネス・ブラナー。え!?あのハムレット俳優のケネス・ブラナー!まあ神話もハムレットもそんなに変わらないような気がしないでもないが、なんとなく豪華な出演陣についてはこれで納得できる気がする。暴れん坊だった主人公ソーが兄弟喧嘩の末に改心する(だけ)の話をダレずにまとめたのも監督の力か。ソーじゃない?ソーだし。それでも正直、アベンジャーズの予習以上のものではないかな。2作目はもうちょっと面白いらしいので期待。

 

スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム

監督:ジョン・ワッツ(2019 米)
出演:トム・ホランドサミュエル・L・ジャクソンゼンデイヤジョン・ファヴローマリサ・トメイ、ジェイコブ・バタロン他

高校生のピーター・パーカー(トム・ホランド)は夏休みを迎え、親友のネッド(ジェイコブ・バタロン)やMJ(ゼンデイヤ)たちとヨーロッパへ旅行に行く。ところが、ピーターの前にS.H.I.E.L.D.の長官ニック・フューリー(サミュエル・L・ジャクソン)が現れ、彼にある任務を与える。(Yahoo!映画より)


映画『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』予告(6.28世界最速公開)

 エンド・ゲームの後の話。アイアンマン亡き後、ヒーローの立ち位置に悩む主人公。高校生でヨーロッパへ行けるなんて良い身分である。次から次へとインフレする敵と現実の隙をついたような敵設定も面白い。
 つまるところ今のスパイダーマンの魅力は主人公とその周りの登場人物の可愛気にある。わりと多くの人が共感を持って見ることができる高校生活と相まって、ヒーロー1年生のスパイダーマンをつい応援したくなってしまう。どこの高校にもゼンデイヤがいるわけではないし、そう思ってるのは私だけかもしれないが。
 またヒーロー1年生といえば、スパイダーマンはトニー・スタークの跡継ぎ足りうるか?というのも今後の気になるポイントの一つである。ロックの素養には欠けるようだが発明家としてはその片鱗を見せる場面もあったのでそういう方向なのかな?いずれにしても先が楽しみである。

 

トロピック・サンダー/史上最低の作戦

監督/脚本:ベン・ステイラー(2008 米)
出演:ベン・ステイラー、ジャック・ブラックロバート・ダウニー・Jrトム・クルーズ

東南アジアで撮影中の戦争映画「トロピック・サンダー」は主演スター3人のわがままにより撮影が大幅に遅延。業を煮やした監督のコックバーンはスター3人を含むメインキャストを騙してジャングル奥地に連行し、ゲリラ撮影を敢行するが……。(映画.comより)


トロピック・サンダー/史上最低の作戦 - 予告編

 悪いところを先に言っておくと、私は元々ベン・ステイラーが好きでない。『リアリティ・バイツ』でイケメン気取りだったのも気に入らないし、『メリーに首ったけ』でしつこく下品に笑わせようとしていたのも趣味ではない。『ザ・ロイヤル・テネンバウムズ』の葬式黒ジャージにはニヤリとさせられてしまったが、この『トロピック・サンダー』の障がい者ネタも気に入らない。障がい者ネタが悪いのではなく単純に「大して面白くないのにさも面白げにしているところ」が気に入らない。飲み会で一人で大きな声で話して一人で笑ってるような人。身近にもいるが、対応に困る。
 閑話休題。それ以外はかなり面白かった。ジャック・ブラックは通常運転としても、ロバート・ダウニーJrもトム・クルーズも、本人か疑ってしまうくらいぶっ飛んでいた。マシュー・マコノヒーもぶっ飛んでいた。映画業界に詳しいわけではないが業界を皮肉るネタが多かったように思う。オススメ。

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  • 出版社/メーカー: パラマウント ホーム エンタテインメント ジャパン
  • 発売日: 2014/09/10
  • メディア: Blu-ray