映画の間取り

映画の間取りを収録した本。アプリ発らしい。

いまいち面白くなかったのは意外性の無さと収録件数の少なさ、というより収録作品の半分くらいしか見てないからかもしれない。あ、「間取り」という言葉に勝手に「(家の)間取り」だと思い込んでしまったのも良くなかったかもしれない。

映画の間取り

映画の間取り

 

 

領主館の花嫁たち

1840年、当主の妻を失ったその領主館は、悲しみに沈んでいた。そして、愛らしい双子の姉妹の家庭教師として館を訪れたテティもまた、癒しがたい傷を負う身であった。屈託なく懐いてくる、瓜二つの双子の姉妹に、徐々に生きる希望を取り戻していくテティ。だが、館に頻発する怪異が、彼女たちの運命を、容赦なく翻弄していく…。予測不能、美麗にして凄絶なる巨匠最後の長編!(amazonより)

 クリスチアナ・ブランドの長編小説。ゴシックな舞台は大変好みだがミステリというよりゴシックホラー?小説。幽霊が出てきてしまうと、なんか、ふうん、で済んでしまうのは興味がないからで小説のせいではない。

領主館の花嫁たち (創元推理文庫)

領主館の花嫁たち (創元推理文庫)

 

 

シャルビューク夫人の肖像

「姿を見ずに、肖像画を描いてほしい」肖像画家のピアンボに突然声をかけてきたのは、両目が白濁した盲目の男。シャルビューク夫人の使いと称し、法外な報酬を口にして肖像画の製作を依頼してきた。屏風の向こうで夫人が語る、過去の話とその声だけで姿を推測するという、その奇妙な依頼に、やがて画家は虜となっていき・・・・・・。
謎の霊薬、奇病の流行――19世紀末のニューヨークを舞台に鬼才フォードが紡ぎ出す、奇怪な物語。(amazonより)

 ジェフリー・フォードの長編小説。姿の見えないシャルビューク夫人が魅力的で面白かったが、結末がちょっと弱い。

シャルビューク夫人の肖像

シャルビューク夫人の肖像

 

 

儚い羊たちの祝宴

夢想家のお嬢様たちが集う読書サークル「バベルの会」。夏合宿の二日前、会員の丹山吹子の屋敷で惨劇が起こる。翌年も翌々年も同日に吹子の近親者が殺害され、四年目にはさらに凄惨な事件が。優雅な「バベルの会」をめぐる邪悪な五つの事件。甘美なまでの語り口が、ともすれば暗い微笑を誘い、最後に明かされる残酷なまでの真実が、脳髄を冷たく痺れさせる。米澤流暗黒ミステリの真骨頂。amazonより)
米澤穂信のミステリ。これ内容をすっかり忘れてしまったんですが、すごく面白かった気がする。もう一度読んでみるつもり。
儚い羊たちの祝宴(新潮文庫)

儚い羊たちの祝宴(新潮文庫)

 

 

まるで天使のような

山中で交通手段を無くした青年クインは、“塔”と呼ばれる新興宗教の施設に助けを求めた。そこで彼は一人の修道女に頼まれ、オゴーマンという人物を捜すことになる。だが彼は五年前、謎の死を遂げていた。平凡で善良な男に何が起きたのか。なぜ外界と隔絶した修道女が彼を捜すのか。私立探偵小説と心理ミステリをかつてない手法で繋ぎ、著者の最高傑作と称される名品が新訳で復活。(amazonより)

マーガレット・ミラーの長編小説。ハードボイルドな感じは嫌いではない。ところでこういった小説の登場人物の名前(ファミリー・ネーム)を見ていると、アメリカには普通の名前ってないんじゃないかと思えてくる。

まるで天使のような (創元推理文庫)