面白いけどリブートの必要性がよくわからない『アメイジング・スパイダーマン』

監督:マーク・ウェブ(2012 米)
 高校生のピーター・パーカー(アンドリュー・ガーフィールド)は両親が失踪した8歳のときから伯父夫婦のもとで暮らしていた。ある日、ピーターは父リチャード(キャンベル・スコット)の共同研究者だったコナーズ博士(リス・エヴァンス)のもとを訪れ、研究室で特殊なクモにかまれてしまう。その直後、ピーターの体には異変が起き……。(Yahoo!映画より)


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 サム・ライミ監督でヒットとなった『スパイダーマン』シリーズは元々6本作られる予定だったが、サム・ライミが降板したことで3作目までで終了し、スタッフを一新して作られたのが『アメイジングスパイダーマン』である。前作と異なる点としてはヒロインがグウェン・ステイシー、敵はトカゲ、それから主人公ピーター・パーカーの父の所業に焦点があてられる点などが挙げられる。ベンおじさんが死ぬのは同じ。ピーター・パーカーが若干明るめではあるものの、ヒーロー業その他に悩むのも同じ。正直あまり『スパイダーマン』との違いは感じられないので、1からやり直さずに『スパイダーマン4』から仕切り直しても良かったのでは、と思わずにはいられない。

 ただし後付けの説明では別の世界の話ということなので、その視点で見るとそれなりに面白い。ラスト・シーンは好き。