悪妻エレノアの活躍『現地(にいない)特派員』

監督/脚本/出演:リッキー・ジャーヴェイス(2016 米=加=英)

 パスポートを失くしたラジオの報道チームが、NYに潜伏しながら最前線レポートを捏造することに。嘘が嘘を呼び、どんどん深みにはまっていく。(Filmarksより)

 


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 予備知識ゼロでNetflixで鑑賞。知ってる人は出てないと思いつつもカメラマンたちの同僚の女性に見覚えがあると思ったら「トレインスポッティング」の女の子だった。懐かしい。カメラマンを演じていた人はコメディアンで、監督も務めているとのこと。

 冴えない夫のピンチに乗じて自分を売り込む悪妻エレノアのくだりはアメリカっぽいし笑えるしでなかなか良かったが、それ以外はあんまり。特に主人公たちを助けるメキシコ人?夫婦の扱いがひどいのが気に入らない。第二外国語というハンデを持つ外国人をバカにするのはいただけない。英語の驕りである。カタコトの日本語を話す外国人を日本人が笑う姿を想像すればわかりやすいと思うが、みっとも良いものではない。言葉の違いによるズレは面白いこともあるかもしれないが、慎重に扱ってほしいところ。