かつてギターをもらいに行った話

 コロナ禍の後、日本に帰ったら昔のバンドのボーカルが亡くなっていて、そいつの散逸したギターコレクションを集める旅に出る、というわけのわからない夢を見た。ちなみにその友達は亡くなっていないし、コレクションというほどのギターもない。ちなみに旅の後半で見つけたギターを横山健一と競り合うという場面もあった。横山健一って誰だ。たぶん横山健の間違い。
 20年位前の話だが、叔父が亡くなって遺品のギターをもらったことがある。わざわざそのためだけに友達(夢で亡くなっていたのともう一人)を連れて、ドライブがてら河口湖の叔母のところまで行ってギターを見せてもらった。
 何本かある中で、肩がどうにかなりそうなほどに重いフェンダーテレキャスターカスタムと、エピフォンのリビエラをもらった。他にピンクペイズリーのテレキャスターと、激鳴りのマーティンのアコースティックギターがあったので、ピンクペイズリーはちょっと恥ずかしいのでよすとして、マーティンも欲しかったのだが、これは高いからダメと言われた。値段を知ってたのかと驚いた。高いギターはこんなに鳴るのか!と驚いたのを覚えている。きっとあのギターをもらえていたら私も今頃、とは思わないが、あのギターは今どこにあるんだろう。今度会った時に聞いてみよう。
 ちなみにエピフォンのリビエラは有名なカジノとかと比べて知名度が低い。Wikipediaにもページがない。似たようなところではカジノ、シェラトンリビエラとあって、ざっくり言うとそれぞれがギブソンのES330、ES335、ES355に相当するエピフォン版である。仕様がいろいろあって細かいところはよくわからない。ギター業界はこういうところが適当である。ちなみにB・B・キングの有名な"ルシール"はES335、バック・トゥ・ザ・フューチャーで主人公マーティが魅惑の深海パーティーで弾いてるのはES345らしい。