連休はないと言いながら、有休消化のためにちょいちょい会社を休んでいる。とはいえ風の強い日が続いており釣りにも行けず、水は低きに流れるのでゴロゴロしつつゲームばかりしている。先日紹介したEmpire of Sinである。コツをつかんで現在3週目をプレイ中。以下ゲームだけの話になります。
このゲーム、『ギャング版戦略SLG』とか『クライムストラテジー』とか言われているが、手下を多く集めて敵の本拠地に突っ込めば大抵勝ててしまう、数の暴力を正義とするゲームのようである。攻略手順としては①街の暴漢を襲ってお金とアイテムを集める、②増やしたお金で手下を雇う、③ある程度手下が揃ったら他勢力の本拠地に殴り込みをかける。これを繰り返せばあっという間に最大勢力になれてしまう。ただし序盤は他勢力に対して穏便に済ませておくのがポイントである。重要なのは手下を雇うためのお金である。
そしてそのお金だが、①の「暴漢襲撃」である程度は手に入るものの、支出もいろいろとあって序盤はなかなか貯まらない。しかしそこはバランスのおかしいゲームにありがちな抜け道がある。他勢力との取引により手元のいらないアイテムを売却することで簡単に大金が手に入ってしまうのである。他にもボーナスをもらえるミッションをクリアする手もあるのだが、この襲撃⇒アイテム入手⇒売却を覚えてしまうとミッションクリアをまどろっこしく感じてしまう（ちなみにミッションを進めていくのもギャングらしさを味わえるので、それはそれで良い）。
そんな簡単なゲームがなぜ楽しいかといえば、暴漢を襲ったり敵地を襲撃したりする際の攻防がなかなか良いのである。ギャングによる軍人将棋（もしくは大戦略）を想像していただければ大体間違いない。この攻防を作業と感じてしまうかどうかは人によると思うが、私の場合は襲撃を優勢に進めたり、敵に襲われても劣勢を覆すのが楽しいので、向いているのだろうと思う。ただし前にも言った通り操作性は悪い。この辺がアップデートでどうにかなったら胸を張って人にすすめられる良いゲームなんだけど。
