ピーター・F・ドラッカーの話題の本を今更読んだのを忘れていた。といっても半分くらいは以前読んだような気もする。読んでいて思わず「ですよねー」と言いたくなることが多い。もっともこの本に書かれていることは多くの人がわかっているけどなかなかこの本のようにまとまっていなかったり貫徹できなかったりすることなので、以下覚えておきたいことを抜粋。
マネージャーの仕事は狭く限定してはならない。マネージャーの仕事には目的・目標・機能がなければならない。貢献して責任を取らなければならない。
補佐役という職務は直接貢献できないし責任も中途半端で終わってしまうので、期間を限定し、一定の期間以降は一人前として扱う必要がある。部下の仕事を取ってはならない。
- 職務設計の視点
- マネージャー本来の仕事、つまり部長的な仕事
- 個々のマネージャーに対し組織や上司が設定する仕事
- マネージャーの仕事は上、下、横の関係が重要
- 上、下、横に対して仕事に必要な情報をもらい、また提供しなければならない
これら4つの視点から自らの仕事を主体的に知ることは、マネージャー本人の責任である。
マネージャーに期待すべきことは、自らの職務を書き表し、彼とその部門が責任を負うべき成果と貢献について、提案し、他との関係を列挙し、必要とする情報と他に貢献できる情報を明らかにすることである。
- 短期的目標と長期的目標を持つ。
- 組織の焦点は成果に合わせる。
- 人事管理は組織の信条と価値観に照らし合わせる。真摯かどうか。真摯であることは頭のよさよりも重要。
- 意思決定は意見の対立が必要→?意見の対立によって磨かれる?代案が得られる?頭を使う
一つの案だけが正しいということはないので対立意見も聞く。なぜ意見が違うのかも明らかにする。
意思決定によって得られるものがコストやリスクよりも大きいとき、意思決定を行う。意思決定の中には実行手順や責任の所在も組み込む。良き意図で終わらない。
- 意思決定の際に重要なこと
- この決定を知らなければならないのは誰か
- 取るべき行動は何か
- それはなぜか
- それはどのような行動か
- 何によっていつ評価されるか
- 作者: ピーター・F・ドラッカー,上田惇生
- 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
- 発売日: 2001/12/14
- メディア: 単行本
- 購入: 210人 クリック: 8,094回
- この商品を含むブログ (433件) を見る