ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還

監督:ピーター・ジャクソン(2003 米=ニュ)
出演:イライジャ・ウッドショーン・アスティンイアン・マッケランヴィゴ・モーテンセンケイト・ブランシェット
内容:指輪を捨てに行く・3
前作・前前作より躍動感に欠けるように思えたのは完結編だったからなのか私が飽きてきたからなのか。もっともこういう作品は回を追って大仰になっていくのはよくあることなので仕方がないといえば仕方がない。その大仰さがオスカーをとれた理由の一つかもしれないし。まあ普通に考えれば三部作全体に対する賞なんだろうけども。
さて三作目について何が言いたいといって、とにかくサムがアツい。かりそめの主人公フロドの家の近くをうろついていたというだけで下僕のように立ち働き、フロドに疑われても忠告を続け、ついてくるなと言われてもやっぱり付き従い、敵地に単身乗り込んではとらわれのフロドを救出し、さらにはフロドを背に担いで火山火口まで登っていき、最後の最後まで迷うフロドを救出して帰還。もう本当にサムがいなかったら負けてましたよ正義。これは断言できますがロード・オブ・ザ・リングの本当の主人公はサムだったんですよ。