バンドに参加?

先から何度も話題に出てきている離島行きの出稼ぎ船の商売主・カイさんが先月、ようやくハワイから帰ってきました。ハワイでは新車を2台購入し、息子のバンドのレコーディングをし、CDをつくり、さらにフェンダーのギターを一本買ってきたそうです。彼はこちらでは中堅スーパーに相当するモモタローの一族らしいのですが、なんでそんなにお金を持っているのかはよくわかりません。奥さんの入院という当初のハワイ行きの理由はどうなったのか気になるところです。
さてそのカイさんがどこで聞いたのか私がちょろっとギターを弾くというのを耳にしたらしく、自分のところにスタジオがあるから是非来てみてくれと言うので行ってきました。スタジオはカイさんの自宅の一室を改造してあり、ミキサーやらドラムやらが置いてあり、日本のスタジオと違うのはギターアンプがなくてかわりにキーボードが3つもあるところ。それぞれがベース、コード、その他を担当しているらしく、演奏を聴いた限りではちゃんと使い分けられていたようでした。が、それならギターは要らないと思うのですがカイさんによればどうしてもバッキング担当のギターが欲しいとのこと。ちなみにリードギターが既に一人いて、彼もバッキングを切望しているらしい。彼らの話によるとこちらで普通にギターを弾ける人は少ないらしく、他に二人ぐらいいるらしいのですが一人は他のバンド、もう一人は教会専属。だからお願い!ということのようです。
ちなみにその日の練習は「コードはCだけ」と言われただけでいきなり演奏が始まり、よくわからんので言われたコードをちゃかちゃか弾いていたら途中でコードが変わりました。なにこれ?と思っていたら一曲終って休憩。途中で「マーシャリーズソングでキーがCの時はFとCとDだけ使うんだ」と教えてくれました。それを先に言え。しかもコードとキーがごちゃ混ぜになってます。更に「マーシャリーズソングはマイナーは決して使わないんだ」と教えてくれたところで次の曲。今度も「コードはC」だそうです。でも「あ、この曲はマイナーがあるんだ」。元より初めて聴く曲をマーシャル人に教えてもらって演奏しようというのが間違っていたようです。
そんなこんなで2時間以上経って練習は終了し、夕飯をご馳走になりながらカイさんからモモタロー秘話を聞いたりしつつ、「じゃ火曜日にCDをあげるからまた来てね」てな感じで解散しました。正直なところ好みの音楽とはかけ離れているし私がいる必要性を感じないので断る!と言いたいところなのですが何事も経験だからということでとりあえず火曜日に音源をもらって練習してみようと思います。