名古屋城

名古屋城は御三家の一つ尾張徳川家の居城。江戸幕府開府後に天下普請で作られ、尾張名古屋は城で持つと唄われたように天下の名城の一つだった。金の鯱で有名。維新後は皇室の離宮として使われていたが、昭和五年名古屋市に下賜され、昭和20年に戦争で焼失。現在の城は昭和34年に再建されたもの。
お城として残っているのは本丸とニノ丸で、三の丸以下は県や市のお役所が並んでいた。ちなみに信長の父・信秀の居城だった那古屋城名古屋城築城時にニノ丸として使われたそうで、石碑があった。大天守と小天守が廊下で連結されているのが特長の天守閣の内部はお決まりの資料館になっており、本丸御殿にあった襖絵等が展示されている。また戦争による焼失時の写真が僅かながらあって、この一事をもってしても戦争反対を思ったというか国宝(当時)を焼かれるまで戦争なんかやるなよバカ、と情けなく思った。
また信長・秀吉・家康を並べた年表のようなものの前で、高校生ぐらいの子達が「三人とも知ってる!みんな愛知なの!?愛知すげーじゃん!」と騒いでいた。小学生じゃないんだから、とは思ったが実際日本の中世から近世にかけてこの三人が名古屋周辺から出たというのは愛知県民というか名古屋市民はもう少し誇りに思うべき。
写真は本丸内部から見た大天守。左に見えるのが小天守。この廊下で繋がっているのが、私はどういうわけだか小さい頃から好き。