月曜日はいつも仕事が少ないのが常で、今日もその例外ではなかった。仕事がいつもいつも暇というわけでもないのだが、やっぱり大抵は暇だったりする。仕事のできる人間ならばその暇を使って業務の改善を図ったりするのかもしれないが、残念ながら私にはそうするつもりはない。もしかすると能力もないかもしれないがやってみたこともないのでそれはわからない。
暇だ暇だと言っていると、多くの人は余程楽な仕事なんだろうと言ってくるが、私に楽な仕事がその人にとっても楽な仕事かどうかはやってみなければわからない。もしかするとその人がやったら私の倍の時間がかかるかもしれないし、半分の時間もかからないかもしれない。そのあたり勉強と違うところであるようにも思える。まあおそらくは大して変わらずにこなせるとは思うが、やってみないことには正確なところはなんともいえない。
もし私に同じ仕事をこなす同僚がいれば、そのあたりの判断も少しはつくのかもしれないが、同僚どころか年の近い人すらいない今の職場では、そんなことは望むべくもない。つまるところが私の仕事能力はいつまでたっても判然としないままで、判然としないだけにいつまでも私はエラそうにしていられるのである。