帰宅途中の電車は、私の帰りが早いせいかいつも微妙な人たちが乗っている。
今日乗り合わせた中で気になったのは高校生くらいの冴えない五人組。その中の一人は、いかに向かいに座っている友達がすごいかについて「人格が違う」とか「オーラがでてる」とか力説していたが、誉められた本人を含めた他の四人に「人格が違うってどう意味だ。わけわかんねぇ」と真っ向から否定されていた。
おそらく彼が言いたかったのは「器が違う」ということだと思ったが、それをわざわざ教えるほどおせっかいではない。むしろこれを機に語彙を増やしてほしいものだ。
ちなみにその「器が違う」カレからは何のオーラも感じなかった。冴えない感じは受けたが、それは彼等全員から感じたのでオーラではないと思う。