フランクリン自伝

 フランクリンと聞くと、どうしてもアレサ・フランクリンが思い浮かんでしまうが、こちらは100ドル札の顔、ベンジャミン・フランクリンの自伝。アレサの自伝だとタイトルが「ナチュラル・ウーマン」とかでありそうではある。

 


Aretha Franklin / Let It Be

 

ベンジャミン・フランクリンはタコを使って雷も電気であることを証明した実験などでも有名。大統領にはなってない。アメリカの独立宣言の草稿に携わろうとしたが誰にも分らない暗号とか仕込まれそうだからとメンバーから外された、という逸話があるくらいファンキーな人である。
18世紀のアメリカの生活が描かれていて、その倫理観や英国と植民地との関係が垣間見れて楽しい。ただし独立戦争前後の話は載っていない。
フランクリンは自ら13の徳についてチェックリストを作り、毎日チェックしていたというのが面白い。現代に生まれても活躍できそうな頭の柔らかさを感じる。

フランクリン自伝 (岩波文庫)

フランクリン自伝 (岩波文庫)