南の島でも火事は起こる。
昨日の午後、お昼休みを終えて自宅からお店に戻る際、ペイレスを過ぎて政府ビルに差し掛かるあたり、あと1分でお店に到着というところで正面にもうもうと煙が巻き上がっているのが見えた。こちらではヤシの葉を燃やしたりBBQをしたりで煙が巻き上がるのは珍しくないとはいえ、少し様子がおかしい。しかも政府ビルの辺りでBBQなんてやらないし。しかしそれ以上にマー国政府を狙ったテロというのもありそうにないし、なんてことを考えていたら車の流れはそのままストップ。どうも先頭がUターンさせられているらしい。そのままUターン地点まで進んでいくと、やはり政府ビルの裏のアパートから煙が上がっている。火事らしい。その後は滅多に通らない裏通りを迂回してお店にたどりついたのだが、火事騒ぎのせいでお店の周りもなんだか落ち着かない。
あとで聞いたところによると、火事は無事鎮火したものの、消防隊員が濡れるのを嫌がって消火活動に支障があったとかで時間がかかったらしい。この国の消防隊は以前にも消火栓を開けたら水が出なかったとか、新しく大きい消防車を買ったら初出動時にカーブでの減速が足らずに横転したとか、とにかく碌でもない噂しかなかったのだがどうやらその噂通りの期待できない連中らしい。仕方がないのでお店の非常時のために消火器の場所を確認した。
