祝・300本

先日の「キング・オブ・コメディ」で映画の感想が300タイトルに達したことを記念して、2007年私が見た映画のベスト5(以前見たものは除く)、というぬるすぎる発表をさせていただきます。ぬるぬるだよ!まあ本来こういうのは年末にやるべきなんですが、今日は仕事がヒマな上にどうにもこうにも眠いのでたまにはこういうのも良いかなと。ぬるぬるなので順位とかどうでも良いのですがカタチを重んじる日本人であるという自らのアイデンティティーを大事にして一応つけてみました。

1位 女番長野良猫ロック

女番長・野良猫ロック [DVD]

女番長・野良猫ロック [DVD]

この作品は私の中でのミッシングリンク、失われた世紀のようなもので、いや存在は知っていたけれども知りたくなかった実際に見てみたら「こいつはすげえ・・・」と絶句してしまう世界といいますかとにかく衝撃でした。母親の若い頃の写真を見てしまったような気持ちに近いかもしれません。

2位 マッチポイント

ウディ・アレンが舞台をロンドンに移すと聞いたときはどうなることかと多少心配でしたがふたを開けてみればいつものウディ・アレン作品と大筋では変わらず、おそらくはスカーレット・ヨハンソンという好みの女優を見つけたことで気をよくしてサスペンス仕立てにしたのかなと思いますが予想以上にそのサスペンスがよくできていてとても良かったです。

3位 レベッカ

レベッカ [DVD] FRT-001

レベッカ [DVD] FRT-001

これと次の「サンセット大通り」は言うまでもなく映画の古典でありそれもそのはず500円DVDで見たのですが、やっぱり残るものはすごいよな!という当たり前の感想と共にベスト5入り。クラシック映画の持つ正統さゆえにいまだに見るものを圧倒しているように思う。

4位 サンセット大通り

サンセット大通り [DVD] FRT-018

サンセット大通り [DVD] FRT-018

この作品では狂気と呼べるほどの人間の欲望がグロテスクに描かれており、その描き方も登場人物と似た境遇の人をそのままつかうというグロテスクさでこれまた素晴らしい。クラシック映画というと優雅なイメージが先行しがちですが、そればっかりじゃないんだぜ?ということを教えてくれた一本。

5位 マーズ・アタック!

マーズ・アタック! [DVD]

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一口で言うと登場人物は(ほとんど)みんな死ぬ!でもトム・ジョーンズは生き残る!という映画で、「ビッグ・フィッシュ」と同じ人が作ったとは思えないほどの悪ノリで作られて痛快。

以上、見事なまでにバラバラですが、まあこんなものでしょう。本当ははてな界隈でにぎわっていたオールタイムベストテンにも参加したかったのですけれども大幅に出遅れたのでまあぬるぬるも止む無しということで。