ロスト・イン・ラ・マンチャ

監督:テリー・ギリアム(2005 米)
出演:ジャン・ロシュフォールジョニー・デップヴァネッサ・パラディ
内容:ドン・キホーテを作ろうとしたらうまくいかなかった
ギリアムがドン・キホーテを映画化しようとしたら不運が続いて結局企画が流れてしまったよ、という顛末を描いたドキュメンタリー。撮影を開始したら雨が降ってきて、なかなかやまないなあと思っていたら軽く洪水になってしまったり、ドン・キホーテ役のジャン・ロシュフォールが急病になったりとびっくりするほどついていない。
映画作りて大変ですね、ということの他にアイデアが溢れすぎて暴走する異常人ギリアムとそれを生暖かく見守る周囲の一般人との関係が危うく感じた。そういった意味ではドキュメンタリーであるにも関わらずギリアムらしくて良い。ただ助監督のインタビューにもあったようにドキュメンタリーを見る限りでは見切り発車すぎたように思えないでもない。でもやっぱりギリアム版ドン・キホーテは見てみたい。