レベッカ

監督:アルフレッド・ヒッチコック(1940 米)
出演:ローレンス・オリヴィエジョーン・フォンテイン
内容:金持ちと再婚した田舎娘が今は先妻の影に怯える
見る前の情報としてはアカデミー作品賞を受賞した作品であるということ、ヒッチコックの渡米後第一弾ということぐらいだったが、思い出とも夢ともつかない回想から始まり、主人公である「わたし」の生活、結婚、豪邸での新生活とその陰、という具合に次次と展開する物語にいつのまにか引き込まれた。謎が謎を呼ぶという表現がふさわしいかもしれない。
もっともヒッチコック本人はシナリオからのプロセスには参加できなかったらしく、オスカーについてもプロデューサーであるデビッド・O・セルズニックがとった賞であると言っているらしい。とはいえダンバース夫人の怪しさ、当たり前だが一度も画面には出てこない先妻の存在感、音楽等で煽る不安感は見事というかさすが。よくミステリーとサスペンスの違いは犯人がわかっているかどうかで決まるというが、その伝でいくとこの作品はどちらに分類されるのかよくわからない。そのよくわからないところがこの作品の魅力でもある。

レベッカ [DVD] FRT-001

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