見知らぬ乗客

監督:アルフレッド・ヒッチコック(1951 米)
出演:ファーリー・グレンジャーロバート・ウォーカー
内容:見知らぬ乗客に交換殺人を持ちかけられた。

www.youtube.com
 タイトル通り見知らぬ乗客に交換殺人を持ちかけられ、まともに相手をしないうちに実行にうつされてしまい、次はお前の番だとせっつかれるという悪夢のような出来事。あのチャンドラーが脚本に参加していると聞くとなにかハードボイルドな気がしないでもない。ただ主人公が頭が弱いのか優柔不断なのかもう少しなんとかできるだろうと思わずにいられない。手に汗を握るテニスの試合にしても、人生の一大事なのだから棄権するなりなんなり他に方法はあるはず。もっとももう一人の主人公である交換殺人を持ちかけるブルース?(名前失念)のいかれっぷりはサスペンスを十分に補って余りあるように思う。