あめあめふれふれ

気がつけば一月も半ば。前回の「映画館へ行く」以来更新が滞っていましたが、これはご想像の通り忙しかったからというよりも更新するようなことが特になかったというのが正解です。この間の出来事といえばスカッと晴れた天気がいたおかげで家の水タンクの中身が若干不安になってきたぐらいで、そのせいで兄の家でシャワーを借りたりしています。
さてこちらで水といえばすなわち雨水のことでして、飲料用の水は買ってくるわけですがそれ以外の生活用水等は当然雨水を利用します。上水道もありますがこれも結局空港近くの貯水槽に貯まる雨水を引っ張っているだけなので家のタンクと大した違いはなく、晴天が続けば貯水槽から遠い方の家から水は行き渡らなくなるそうです。そんな水道しかないわけですからしばらく晴天が続いたらほぼ等しく干からびていく島であるわけですが、四方をくまなく水に囲まれていて水に困るというのもなんだかおかしな話です。
ちなみにこちらでは雨が降っても傘を差す人は中国人か観光客ぐらいで、ほとんど見かけません。というのは傘自体が流通していないのかもしれませんが、どうやら雨は「放っておけばすぐ乾くもの」という認識があるようで、雨が止んで30分もすれば濡れてるものはなくなってしまうようなところですから当然といえば当然ですが、濡れたままでいることが衛生上だか健康上だかわかりませんけれども漠然と良くないように思ってしまう日本的な考えの私としてはなんというか不思議に感じます。
そんなことを書いていたら店の外は急に土砂降りになっているようです。家の方でも降っていてくれるとありがたい。