天才マックスの世界

天才マックスの世界
監督:ウェス・アンダーソン(1998 アメリカ)
出演:ジェイソン・シュワルツマンビル・マーレイ
内容:課外活動にばかり精を出す老けた少年
主人公のマックス少年は大人びた行動ばかりで特に前半は全く可愛いげというものが感じられず、同情心すら沸かない。当然面白くもない。後半わずかながらよくなるが、それでも今一笑えない。ビル・マーレイや主人公の手下であるダークが出てくる場面が楽しかったのが救い。
ロイヤルテネンバウムズと比べると主人公が子供であるせいか異常さが際立っていたように思う。この監督は主人公と世間とのズレを独特の間で表現するのが好きなようで、その間は嫌いではないがそもそもテーマ自体にあまり興味が沸かない。結局この映画の面白さはよくわからなかったように思う。