黒澤映画へのリスペクト『荒野の七人』

監督:ジョン・スタージェス(1960 米)
小さな村・イズトラカンでは、無法者の一団・カルベラに貢ぎ物を強要されていていた。そこで村人たちは少ない金を出し合い、カルベラを撃退するガンマンを雇おうと決意する。そして村人の願いを受けて集まった凄腕の7人の男たちは、村を守るために戦っていく。
 言わずと知れた黒澤明七人の侍』のリメイク。「勝ったのは農民」というエンディングまで『七人の侍』と同じだった。やけにハードボイルドなおっさんがチャールズ・ブロンソン、久蔵みたいなキャラがジェームズ・コバーンというのは見終るまで気が付かなかった。ガンマンたちはそれぞれかっこよく描かれているのだが、ハリー(ブラッド・デクスター)(知らない)だけは、現実的な意見で袂を分かつ⇒帰ってきたぜ⇒撃たれて死ぬ、という何をしに帰ってきたのかよくわからない役どころでかわいそうであった。オススメ。