びんぼう自慢

五代目志ん生の口述記?
志ん生は読み書きができなかったらしく編集者に向かって話して聞かせる形になっているが、そのおかげか噺家らしい語り口が魅力。
噺家だけに脚色されていそうではあるが、現実は小説よりも奇なりという言葉を思い出させるような、表題通りのびんぼう自慢が多く、粋でいなせで楽しい。

びんぼう自慢 (ちくま文庫)

びんぼう自慢 (ちくま文庫)