詰まるところ繰り言に過ぎない

高校からの付き合いのNは私と同じように自動的に大学に入り、学部も同じだったが隣の組になった。私の組の連中は互いに尋常でないほど仲が良かったが、Nの組はそうではなく、いわゆる頭の良い人が集まった組のようで(なぜそのような組にNが入ったかは不明)、それこそ冗談も通じないような人たちだった。
例えば何かの折りにNが「バカだなー」と言ったら「N君、ひどいこと言うね」と真顔で返されてしまうような、そんな組だったらしい。
普通に考えればそのぐらいのことは流されて然るべきだと思うが、しかしだからと言ってNのクラスの人を責めるわけにもいかない。世の中には何を聞いても真剣に受け止めてしまう人がいるのだ。そんな人たちから見れば、人の失敗を「バカだなー」と笑う私やNのような人間の方が理解できないことだろう。
それはそれとして理解しているつもりの私だが、F君(若しくは福)のように普段は冗談を理解できているのに突然理解しなくなる人は困る。いつもなんでも突然である彼の行動というか考え方は理解しているつもりだが、もう少し思考に一貫性をもってもらえるとこちらとしても大いに助かるのだが。

追加:決して誤解しないでほしいのはF君の悪口を言ってるつもりは毛頭ない。むしろ褒めてるつもり。というのは言いすぎだ。しかしわけがわからないところは異性に通用しないかもしれないF君の魅力のひとつだと思う。