ユン・チウの復活『カンフーハッスル』

監督・脚本:チャウ・シンチー(2004 香)
出演:チャウ・シンチー、ユン・ワー、ユン・チウ他

 1930年代の上海。金と女が行きかう派手な街は、ライバルの殺戮でのし上がってきた斧頭会(ふとうかい)という暴力組織が牛耳っていた。一方猪籠城寨(日本語字幕及び日本語吹替では豚小屋砦)」と呼ばれる貧困地区に「俺たちは斧頭会だ!」と入り込んできた2人の男、シン(チャウ・シンチー)とその相棒(ラム・ジーチョン)。実はその2人、斧頭会の名を騙る単なるチンピラだった。(Wikipediaより)


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 チャウ・シンチーのイメージが強い映画だが、彼が演じる主人公は最後にちょっと活躍するくらいで基本的には狂言回し的な役割。本作の本当の主人公はアパートの大家夫妻であった。演じるのは『七小福*1』でジャッキー・チェンたちの先輩であったユン・ワーとユン・チウ、特にユン・チウの方はこれが30年ぶりの映画出演であったというから監督の思い入れが強いのも納得。

 それ以外はあまり語るところがないというか笑、古き良き勧善懲悪ストーリーを現代的な映像を使ってコミカルに勢いよく仕上げた作品なので、そういったものが好きな向きにはオススメ。

 

 

 

*1:かつて香港の中国戯劇学院で優秀な生徒を集めたグループ