ロジャー・マーガトロイドのしわざ

ギルバート・アデア推理小説
というか現代の作家が書いた本格推理小説の黄金時代へのオマージュ。アガサ・クリスティを念頭に置いたと思われる女流推理作家が探偵役で、先人たちへの敬意か、いろいろと語るのがすこしくどい。推理小説としてはなかなかよくできていると思うが、手がかりとなるメモは当然英語なので、解決へのヒントとしては日本語で読んでいる私には少し弱かった。まあこれは翻訳ものの運命なので仕方が無い。

ロジャー・マーガトロイドのしわざ (ハヤカワ・ポケット・ミステリ1808)

ロジャー・マーガトロイドのしわざ (ハヤカワ・ポケット・ミステリ1808)