真田太平記全12巻

このところ隊員さんが本を借りにうちに来たりして暑いながらも秋だなあと感じたので前回帰国時に高円寺の古本屋で買った真田太平記全12巻に手を出してみた。
舞台は戦国時代も煮詰まってきた後半の上・信州あたりで大勢力に囲まれつつ生き残る小勢力・真田家の物語で、大まかな筋は読まずともわかるのですがそれでもやはり上田城攻防戦のあたりは燃える。池波正太郎ということでエンターテイメント作品であることは予想通りだったが思っていたほどの飛躍はなかったのも良かった。
ところでどうでもいい話だが、さすがに全12巻ともなると作者独自の言い回しなどが気になった。「そのことである。」とか「おもいきわめていた」とか。

真田太平記(一)天魔の夏 (新潮文庫)

真田太平記(一)天魔の夏 (新潮文庫)