フリーメーソンは秘密結社だけど良い秘密結社で結構すごいんですよ、という本。グラバーのくだりは面白かったが、それ以外はあまりというか大したことは書いてないように思う。
フリーメーソンは平和や友愛を謳っているということだがつまるところは西洋の選民思想の表れのようにしか思えない。それについては宗教みたいなものなので良いとも悪いとも言えないけれども、著者の書いたことをそのまま信じると近世以降の世界は全てフリーメーソンによって動いたことになりそうでそれはいかがなものかと思う。
- 作者: 加治将一
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2006/01/27
- メディア: 文庫
- 購入: 6人 クリック: 42回
- この商品を含むブログ (27件) を見る