驚きの結末の推理小説という前評判に釣られて読んだ一冊。読んでみたら余計なもののない読みやすい文章でよかった。結末は確かにどんでん返しだが、驚くほどではない。驚かないのは私の予想(もしくは推理小説ずれによる邪推)が1/4ぐらい当ってたというのもあるが、作品中の伏線が少なすぎて当てるのは無理、というあきらめが大きい。そういう意味で、面白いけれども名作ではない。
- 作者: 我孫子武丸
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2008/03/07
- メディア: 文庫
- 購入: 5人 クリック: 181回
- この商品を含むブログ (70件) を見る