いかりや長介といえば個性派俳優というよりも「8時だよ!」の掛け声が先に思い出される私ですが、ドリフターズについては世間の親が顔をしかめるコメディアンであり、一方でビートルズの前座もやったバンドである(つまり武道館で初めて歌ったのは中本工事!)ぐらいの知識しかなかったのがようやくつながりました。全体に昔を懐かしんで書いている風で、ミュージシャンとして俳優としては謙って書いているが逆に笑いに関してはドリフが子供にウケるのは動きの笑いがわかりやすいからだと断定している等クリエイターとしての自負が感じられて良い。「日本で初めてチョッパーをやったのは長さん」説は否定していた。
- 作者: いかりや長介
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2003/06
- メディア: 文庫
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