島の人の運転

 昨日事務所の外に会社の車を止めておいたら誰かにぶつけられたという報告があった。幸いバンパーをこすられただけなので大したことは無いのだが、島の人は運転が下手な人が多いので困る。この十数年で私が覚えているだけでも車にぶつけられたのが4回、建物に突っ込まれたのが5回。その上事故を起こした人が無免許だったり車の保険に入ってなかったりすることも多いので、もらい損になることがほとんどである。ちなみに上記9回の事故では、修理代が出たのは建物に突っ込んだ3回のみ、打率0.333であとは逃げられてしまっている。

これは事故ではない。

 彼らの運転の何が問題と言ってまず自分勝手で周りを見ていない。知り合いがいれば後ろに車がいてもお構いなく止まって話し出す、右にウインカーを出して左に曲がる、等等。次にルールを知らない守らない。無免許無保険もルールを守らないからだが運転する上での優先順位等もバラバラなので、こちらからすると予想のつかない動きをするので危ない。あとは酒酔いに居眠り運転と、教習所で習うやってはいけない運転が揃っている。ちなみにこの国に教習所は無く、警察署でお金を払うと免許が取れてしまうので、ある程度は仕方のない話ではあるが、車は扱いによっては危険なものなのでなんとかしてほしい。

きれいにひっくり返ってます。

 なんとかするには警察が取り締まれば良さそうなものだがこれもあまり期待できない。知り合いが多すぎてなあなあになってしまうのである。田舎社会の悪い点である。聞いた話ではある日本人がパトカーにとめられたと思ったらパトカーから出てきたお巡りさんから「日本人とは知らなかった、申し訳ない」と謝られたという話を聞いたことがある。悪いことをしていてつかまえたのなら法に則ってさばけば良さそうなものだが、彼らにとってはそれよりも大事なものがあるということだろうからそれは仕方がない。まあとにかく悪即斬とまではいわないが法の通りに取り締まってもらわないと守ってる人が迷惑するのでなんとかしてほしいものである。

ジェネレーションX

本文とは関係ありませんが、なにかの用事で港に行ってボートに乗った時の写真。

 先日聞いた話。子供が通う学校で、卒業旅行を行うかどうかでもめているらしい。卒業旅行で海外に行きたいですか?というアンケートをすれば良いと思うのだが、そんなに簡単な話ではないらしい。

 例えば、ある子は行きたくないのだがそれを親に知られたくないので答えられない。ある子は行きたいが、もし行きたいのが自分一人だったら困る、そのことを他の子に知られたくないので答えられない。またもしくは特定の誰かが行くなら一緒に行きたい、もしくは行かないなら行きたいが行くなら行かない、等等。繊細というかなんというか。

 X世代とはかくも面倒で、お互いのこともそう思っているようだが、同時に優しいので切り捨てたりもできないらしい。自分で何とかしろ!と言ってはいけない時代らしい。

見積りの話。

 お店で働いているといろんな商品について問い合わせが来る。日本から来たものは大体こいつに聞いとけばわかるだろう、くらいに思われているらしい。それはありがたい話なので結構なのだが、よく知らない商品について聞かれることもあるのでそういう時は商品について少し勉強しなければならない。今はインターネットというものがあるので簡単に調べられるのは幸いである。

 今年あった問い合わせの中で面白かったものと言えばココナッツを削る機械というのがあった。これは専門にやってる会社があるのでそこに聞くしかないが、最近は中国製もあるようで日本製品推しの弊社としてはなかなか難しい。そういう意味では本当に中国は何でも作って何でも売ってしまう、ついでに言えばすぐに会社をつぶして保守責任から逃げるのですごい。

 それから道路に使う塗料に混ぜるキラキラした反射材という依頼も、最初に聞いた時は探し方が思いつかず戸惑った。もちろん道路の塗料を扱うところに聞いて見つかった。考えてみれば当たり前ではあるが、英語で聞くと「反射材」から始まるので「!?」となるのである。

 最近では総駅。トータルステーションと聞いてわからなくてもご安心ください普通です。道路の測量でのぞき込むアレ。これは一般に販売してないのでインターネットだけで探すには無理があった。

イメージ画像。

 あとクローラー。ゴムのね、と言われてもわからなかったがゴムクローラーと続けて言えば、やっぱりわからないのが普通だがわからないと商売にならない。これは重機のキャタピラの外側部分のこと。これのすごいところは楽天で売っているという点である。そんなの買う人いるんですねと思ったが自分がそうか。楽天で検索すると驚くほどたくさんヒットする。

 とまあいろいろなものに値段をつけて販売するのは仕事だから仕方がないが、今までで一番困った見積りは、10年以上前の話だから良いと思うが、火葬してくれそして値段をつけてくれと言われたもの。高くても構いませんからお願いしますとのことだったが、経験がないのでわかりませんと答えた。火葬なんて相場もわからなかったが結局時給と材料で考えて妥当と思われる金額を見積もったんだと思う。

 総じてサービス業の見積りは相場があってないようなものなので難しいが、これだけの金額をもらえばこのくらいはやってあげようと思える納得感が重要である。そう、価格とはいくら高かろうが安かろうが売る方と買う方が納得していればそれで良し、文句があるなら買わなければ良し。次はどんな問い合わせが来るのか、面倒だがちょっと楽しみでもある。

 

 

気づいたら選挙終わってた。

 総裁選が終わって石破さんが勝ったことで、次の選挙はいろいろと変化が現れるかもしれないとか、立憲は無いとしても国民民主党民主党政権を失敗と認めてるし少しはまともなのかなとか、私の選挙区はだれに投票できるのかなと調べたりしていたのだが、気づいたら在外投票はすでに終わっていた。連絡はメールで来てたけどちゃんと読んでなかったという痛恨のボーンヘッド。むなしい。

あっさりと見つかる。

 10年以上前から遊びに行ってる島に戦争の遺構があるらしいという話は聞いたことがあって、その島のオーナーにも確認していた。しかしいざ島に行ってその島の管理人に聞いてみると私の英語が下手なせいか彼らの理解力がないせいか、いつも「知らない」と言われていたのだが、先日その島に詳しい人と一緒に行ったら場所を教えてくれて、あっさりと見つかりました。戦車に詳しい父に下の写真を送ったところ、たぶん米軍のM3軽戦車とのことでした。現場からは以上です。

これだけでわかるの凄い!と思うが、よく考えたら間違っていても気づかない。