When The Levee Breaks

プレーヤーから流れた音楽を紹介するシリーズ。今なら暇な人が多いだろうから聴いてくれるだろうという期待を込めて。


When The Levee Breaks-Magic Slim/James Cotton

Led Zeppelinのアルバム4枚目のWhen The Levee BreaksをMagic SlimとJames Cottonでカバーしたというぜいたくな曲。ZEP版ももちろん大好きだが、このカバーもまた甲乙つけがたい良さがある。

この曲はもともと「Whole Lotta Blues」という、ZEPの曲をブルースっぽくカバーするアルバムに収録されている。他の曲はやたらと軽く現代的な感じで残念だが、この曲だけはきっちりとブルースにしつつもギターソロは激しく、控えめに言って最高。もっとも好きなギターソロの一つ。

ちなみに上記動画を探していたら、もともとMemphis Minnieが歌っていたブルースをZEPがカバーして、それをまた企画ものでカバー、というのが正しい様子。知らなかった。歌詞はミシシッピ大洪水について歌ったもので、シンプルにして意味深。ZEP版はシリアスでさらに意味深な感じだが、Magic Slim & James Cotton版はやたらと明るいため、「雨が降り続けたら、堤防が壊れるんやで~♪堤防が壊れたら、居場所がなくなるんやで~♪大変なんやで~♪」と、関西弁(適当)で訳すとしっくりくる感じ。