アントマン

監督:ペイトン・リード(2015 米)
出演:ポール・ラッドエヴァンジェリン・リリーマイケル・ダグラス

仕事や人間関係がうまくいかず、頑張ろうとすればするほど空回りしてしまうスコット・ラング(ポール・ラッド)。別れた妻が引き取った娘の養育費も用意することができず、人生の崖っぷちに立たされた彼のもとにある仕事が舞い込んでくる。それは肉体をわずか1.5センチに縮小できる特殊なスーツをまとい、正義の味方アントマンになるというものだった。スーツを着用した彼は、ヒーローとして活躍するために過酷なトレーニングを重ねていくが……。(Yahoo!映画より)

元泥棒がスーパーヒーローになるアントマン。基本的には娘のために頑張るお父さんで、三枚目の役どころだが金庫破りの時などはさすがの活躍を見せていた。あとドラムも叩ける。それでも他のヒーローに比べてインパクトが弱いのが泣き所だが、そこは主人公の仲間の3人組(ルイス、カート、デイヴ)が補っていたように思う。特にルイスの話芸は良かった。
父親と娘の絆というのはアメリカ人に指摘されるまでも無く重要なもので、特に相手が(アントマンで描かれる)5~6歳の娘であれば尊いことこの上ない。うちの娘も昔はパパ、パパと言っていたものだが今では・・・。いや大きくなっても可愛いんですけどね。ピム博士とその娘ホープもまた父親と娘の関係で、その絆は形を変わるだけで尊いものではある。しかしとにかくある程度期間が限定されるというか、幼い娘は特別!と思うのは私だけではあるまい。これは娘を持つ父親を狙った設定で、つまり抜け目ないぜマーベル。