監督:ガイ・リッチー(2011 英=米)
出演:ロバート・ダウニー・Jr、ジュード・ロウ、レイチェル・マクアダムス他
オーストリア皇太子が自殺する事件が起きるも、シャーロック・ホームズ(ロバート・ダウニー・Jr)は皇太子が暗殺されたと推測。事件の謎を解くため社交クラブに潜入したホームズは、ジプシーの占い師シム(ノオミ・ラパス)と出会うが、シムは事件の手掛かりを知ったことで暗殺事件の首謀者モリアーティ教授(ジャレッド・ハリス)に狙われてしまい……。(Yahoo!映画より)
「最後の事件」を下敷きにした2作目。シャーロック・アイに磨きがかかっていてうるさいが、全体的には前作よりもすっきりとした感じでわかりやすい。モリアーティ教授がなんというかいまいち迫力に欠ける。ただしどのホームズ作品でも満足できるモリアーティ教授にはお目にかかったことがないので、これはおそらく設定を盛りすぎたコナン・ドイルが悪い。
しかしシャーロック・ホームズの雰囲気を出しているという意味ではやはり本場英国グラナダテレビが作ったドラマ版が最高である。ジェレミー・ブレット演じるホームズこそNo.1という声も高い。ワトソン博士がこの上なく紳士的なのも良い。捜査の合間にお茶を持ってきてくれるハドソン夫人も上品で良い。日本ではNHKで長いこと放送していたので見たことある向きも多いのではなかろうか。NHKの英会話番組でも題材として使われていた。ちなみに同シリーズ「ショスコム荘」には映画でワトソンを演じているジュード・ロウがチョイ役で出ているらしい。これはたぶん見たことないが、たまにYoutubeに上がっている。