アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー

監督:アンソニー・ルッソジョー・ルッソ(2018 米)
出演:ロバート・ダウニー・Jrクリス・エヴァンスマーク・ラファロクリス・ヘムズワーススカーレット・ヨハンソンジェレミー・レナードン・チードル

それぞれ異なるパワーを持つインフィニティ・ストーンが六つそろうと、世界を滅ぼせるほどの力が得られるという。アイアンマン(ロバート・ダウニー・Jr)、キャプテン・アメリカクリス・エヴァンス)、スパイダーマントム・ホランド)らアベンジャーズはほかのヒーローたちと共に、インフィニティ・ストーンを手に入れようとたくらむサノス(ジョシュ・ブローリン)に立ち向かうが……。(Yahoo!映画より)

 サノース!最強の敵!よくわからないけど強い!さらになんとかストーンも手に入れちゃって、つ・よ・いー!アベンジャーズ、ピーンチ!という映画。
そのほとんど主人公といえるサノスは、イカれた理由でイカれた目標に邁進するという一番厄介な悪役で、それが強いんだから鬼に金棒、気ちがいに刃物である。義理の娘が最愛の存在として描かれているが、世間一般的には石のために犠牲にできる人は最愛の存在とは言わない。自分で自分を哀れんだりできる、自己愛が強すぎるタイプである。また彼の持つ石をはめるグローブ(インフィニティ・ガントレット)も、石を揃えて指を鳴らすと「全宇宙の生命を半分にすることもできる」という迷惑な機能を備えていて、相当キテる。なんで?どうやって?とかどうでもよくなるくらい迷惑だ。そんな機能いらない。
対するアベンジャーズ側は、相変わらず切羽詰まるまで仲が悪かったり新しいメンバーが増えたりするが、サノスの出鱈目さの前ではインパクトが弱かった。細かいとこを気にせず見れたともいう。
唯一気になったのはヴィジョンで、石とるなら早くしろと。人一人の命は地球よりも重いとは言うけども、さすがに全宇宙の半分の命と比べるのはどうなのよ?しかも石とらなくてもサノス来たらやられる確率アップ!さらにやられなくても石を取られたら1/2の確率で消されるわけで、ワンダと付き合ううちにそんな簡単な計算もできなくなったのか、というのは冗談にしても、考えるまでも無くさっさと外すべき。

そして結末は、言うまでも無く次作へ持ち越し。シリーズ最終章ということで、これ一本で完結しないのはやむを得ないことではあるが、映画館で見てたら続きが気になってたまらない。アマゾンで見れて良かった。